へたっぴリーグ・ミニコラム「俺はかくぜ!」 Vol.6

予備校生兼へたっぴリーガーの叫び   東京スワローズ  加藤武彦


 HLBの皆様初めまして。私は、【へ組】の東京スワローズ背番号18の加藤武彦(HN:きんぞー)と申します。

 さてさて、私の所属する東京スワローズ(略称:東スワ)は、2000年にヤクルトスワローズファンにより結成され、2004年からHLBに参戦しています。

 私は結成後2年目にして入団しました。入ったきっかけは、自分自身がスワローズファンであることと同時に、高校の野球部を辞めてしまったことにあります。何故辞めてしまったかというと、高校に入学後すぐ野球部の門を叩いたのですが、そこで見せつけられたのは「悪い意味での根性主義」と「間違った理論の塊」でした。まず、「体脂肪は10%以下にしろ」と言われ、私はその頃30%(これはこれで問題があるが)もあり、先輩や監督にからかわれました。更には、怪我をしないための筋トレを毎日やらされ、ついには肉離れを引き起こし、監督ならびにコーチの指導方法に不満を抱き、野球部を去ることになりました。それから、高校では数多くの文化系の部活に所属し、野球を失ってポッカリ空いた心を埋めようと努力しました。しかし、それには限界がありました。野球をやっていない自分に耐えきれなくなり、高校二年の頃に東スワに入団しました。ちょうど背番号18があいていたので戴きました。

 正直な話、草野球に入る前までは、草野球を軽視していました。ところが、やってみると、高校の野球部以上に野球が上達していく自分に出会えたのです。そして、草野球でいろいろなチームと対戦し、リベンジマッチやらいろいろやりました。野球って、やっぱり楽しいものなんだ、そういう実感が私の心に満たされつつあります。チームのメンバーにも恵まれています。私はチーム最年少の19歳で、かわいがってもらっています。チームの一人一人が真剣に、その時々の野球をやっている瞬間を皆で楽しむことを共有する。別に、上手かろうが、ヘタクソであろうが関係ない。如何に各々がその瞬間に没頭出来るかが草野球の醍醐味であり、それこそ、「楽しくやりましょう!」だと思います。つまり、「勝ちにこだわる!」もそれはそれでいいでしょうけれど、根底に「みんなが楽しめた!」でなければ、ある人は趣味として、ある人は自分の生き甲斐としての草野球というのは成り立たないのではなかろうかと思います。

 そんな私は、今、某国立大学を目指し、平日・土曜日は予備校で勉強しています(土曜日の午後に練習や試合があれば草野球やってますが)。その分、日曜日は思いっきり草野球に没頭しようと心がけています。

 そして、その大学に行く理由は大好きな神宮球場のマウンドで投げたい!ということです。そして、大学野球をやりつつ、へたっぴリーガーとして野球を思う存分楽しみたい。正直、私は野球こそ全てだと言い切ってもいいくらいです。だからこそ、野球に関して欲張りたい。そんな気持ちで大学を目指しています。

 現在、目標のない若者が多くいると言われています。それは、彼らの中に確固たる目標がないからだと私は思います。このHLBの中でも、私と同世代のへたっぴリーガーが居るかも知れません。是非とも、何か目標を持って自分の将来を楽しみながら、そして、野球を楽しみながら過ごしていって欲しいと思います。

長文乱文本当に失礼致しました。


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